発汗

2つめは汗をかく事です。
こちらもなじみが深いのですが、
汗をかくとどのようにして
熱を排出することができるのでしょうか?

お風呂を上がった後しっかり
体を拭かないと湯冷めします。

なぜしっかり拭かないと
湯冷めするのだろうかと
考えた事はありますか?
その答えは“気化熱”にありました。

気化熱というのは
「水分が蒸発する際に
周りから奪う熱量」のことで、
気化熱で奪う熱量は
氷が溶ける時の約7倍にもなります。

お風呂を上がって湯気が出ている
あの一瞬で身体の熱を奪い去ってしまいます。

この気化熱を利用した
昔ながらの熱の排出方法が
時代劇や大河ドラマなどで見られる
風邪の看病をしている時におでこに
手ぬぐいを当てている方法です。

あの方法は最も熱の取れ方の効率が良く
1番優れているやり方なのですが、
その都度手ぬぐいを濡らして
絞ってまた上に置くことを
繰り返さなければならず
ほとんどの人が行っていません。

ですが物理法則からすると
氷が溶ける際の融解熱の奪う熱量よりも
気化熱の奪う熱量の方が多いのは
紛れもない事実です。

続く

湊翼

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